日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 20pC35-8
会議情報

コレステリック液晶滴の回転に対する光表面潤滑の効果
坊野 慎治里 紗弓多辺 由佳
著者情報
キーワード: 液晶, 実験, 濡れ, 界面, 相分離
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

等方相中のコレステリック(Ch)液晶滴に温度勾配を印加すると滴が一方向に回転することが知られている。本研究ではアゾベンゼン基を有する高分子を基板界面に導入した。そして、紫外光照射によるアゾベンゼンのトランス-シス異性体転移により、基板表面を潤滑し、Ch液晶滴の回転挙動に対する影響を研究した。その結果、表面潤滑によりCh液晶滴の回転が劇的に加速されることが明らかになった。

著者関連情報
© 2017 日本物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top