主催: 一般社団法人日本物理学会
会議名: 2017年度日本物理学会第72回年次大会
開催日: 2017/03/17 - 2017/03/20
惑星間空間の銀河宇宙線の異方性や強度変動はパーカーによる拡散・対流理論によって説明されている。実際に観測される異方性や強度変動は太陽黒点活動や太陽風速度変動に大きな影響を受けると考えられる. 我々は2000年から南インドOotyに設置したホドスコープ型の超大型GRAPES-3ミュオン望遠鏡による方位別のミュオン強度の太陽時日変化と太陽風速度の関連性について解析を行った.このミュオン望遠鏡は天頂方向付近ではほぼ10度程度の粒子入射方向識別精度を持つ169の方位区分別に検出し記録している。この結果を9方位にまとめて算定したのでその結果を報告する。