日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 19pB21-14
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GRAPEアルゴリズムを用いたダイヤモンドNV中心スピンの最適量子制御
倉見谷 航洋須田 雄太長田 昂大石田 直輝佐藤 恒司関口 雄平小坂 英男
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抄録

(修1年)量子情報処理の実現へ向けた基礎的取り組みとして、我々はダイヤモンド中の窒素-空孔(NV)中心の電子スピンおよび近傍の核スピンを用いて、光子の偏光状態の保存、読み出しが可能な量子メモリーの開発を行っている。このスキームにおいては電子、核子のスピン状態の磁気共鳴によるコヒーレントなダイナミクスが制御の根幹を担っており、ゆえに制御に最適化された振動磁場パルスを生成することが非常に重要である。本研究では、GRAPE(Gradient Ascent Pulse Engineering)アルゴリズムを用いて制御に対する最適な変調波形を計算し、制御精度の向上を図った。

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© 2017 日本物理学会
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