主催: 一般社団法人日本物理学会
会議名: 2017年度日本物理学会第72回年次大会
開催日: 2017/03/17 - 2017/03/20
透過力の高い宇宙線ミュオンと位置検出器により、構造物を透視する手法としてミュオンラジオグラフィがある。従来の手法では飛跡とフラックスのみを観測するため、構造物による多重散乱の効果は計れず、低運動量のミュオンが本来の飛跡を外れてバックグラウンドとなる事象を無視できない。本実験はKEKにてトロイド磁石を用いた検出器で筑波山を観測しており、運動量情報を組み合わせることでより高精度な解析手法を検証する。