理学療法の臨床と研究
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原著論文
大腿骨近位部骨折患者における術後12 ヶ月以内の転倒に影響する因子の検討
渡邊 啓太, 片山 信久, 寺元 秀文
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ジャーナル オープンアクセス

2026 年 36 巻 2 号 p. 8-15

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抄録
「目的」本研究の目的は、大腿骨近位部骨折患者における術後12 ヶ月以内の転倒に影響する因子を明らかにすることである。 「方法」対象を、術後12 ヶ月以内に転倒した転倒群と、転倒していない非転倒群に分類した。 各群における転倒に影響する因子の検討のために、ロジスティック回帰分析を行い、有意に抽出された因子に対してカットオフ値を算出した。 「結果」対象は転倒群34 名、非転倒群73 名であった。2 群間の比較において、転倒群は非転倒群と比較して骨格筋指数(Skeletal Muscle mass Index:SMI)が有意に低く(P < 0.05)、細胞内外水分量比(Extracellular Water / Intracellular Water: ECW/ICW比)が有意に高値であった(P < 0.05)。階層的ロジスティック回帰分析の結果、有意な関連因子としてECW/ICW 比が抽出された。Receiver Operating Characteristic(ROC)曲線の結果、カットオフ値は0.67 であった。 「結論」急性期病院においてECW/ICW 比を評価することは、大腿骨近位部骨折術後患者の転倒を予測する上で、有用な指標になる可能性が示唆された。
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© 公益社団法人 広島県理学療法士会

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