環境技術
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調査報告
富山県における総浮遊粉じんに含まれるPAHsの粒径分布特性
奥川 光治黒田 吉宏鎌谷 綾乃川上 智規
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2010 年 39 巻 10 号 p. 611-617

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抄録
アンダーセンサンプラーを用いて粒径で分級して採取した総浮遊粉じんに含まれるPAHsの粒径分布特性を明らかにした.調査地点は富山県中央部の都市近郊であり,通年の季節変化を解明し,次の知見が得られた:(1)総PAHs濃度は冬期に高く,夏期に低下した.(2)総PAHs濃度は1年を通して3.3μm以下の微小粒子で高かった.最も濃度の高い粒径区分は11月では0.43~0.65μm,12~3月は0.65~1.1μm,4~10月は0.43μm以下であった.(3)組成について見ると,冬期はBenzo[e]pyrene, Benzo[e] acephenanthryleneと低分子量PAHsが多く,どの粒径区分も類似の組成であった.
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© 2010 環境技術学会
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