ビタミン類添加による底泥の有機質の浄化

奥畑 博史; 杉野 伸義; 宮坂 均; 森川 博代; 竹野 健次; 佐々木 健

doi:10.5956/jriet.40.737

技術報告

ビタミン類添加による底泥の有機質の浄化

奥畑博史, 杉野伸義, 宮坂均, 森川博代, 竹野健次, 佐々木健

著者情報

キーワード: 底泥, ビタミン類, 乳酸菌, バイオレメディエーション

ジャーナルフリー

2011 年 40 巻 12 号 p. 737-743

DOI https://doi.org/10.5956/jriet.40.737

詳細

抄録

松永湾沿岸干潟の底泥にビタミン類（ビタミンB1，ニコチン酸，ビオチン）を添加すると，約240日後にCOD及び強熱減量が最大でそれぞれ80％，70％に低減した．さらに，大阪湾周辺干潟の底泥にビタミン類を添加し，１年以上熟成させた熟成底泥コンソーシアは乳酸生成活性が認められた．この熟成底泥の添加で，約240日後に COD及び強熱減量が最大でそれぞれ85％，86％に減少した．ビタミン類添加ではさらに減少する傾向を認めた．

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）