抄録
処理に影響する沈殿分離の要因の抽出を行い,この要因について流入管の長さ,流出管の長さ,1槽,2槽の組み合わせ等の条件を挙げた.実験評価は槽内の水の流れを,押し出し流れとして評価するMorril 指数を用いて検討を行った.さらに擬似汚泥としてトイレットペーパを用いてSS の流出濃度,堆積物の境界を写真撮影,ローダミンBによる可視化も行った. 沈殿分離槽の1槽における流入管・流出管の管長等を総合的に評価すると,阻流板を設けない流入管2/3・流出管1/3の組み合わせが推奨される結果となった.また1槽と同じ容積を2槽に区分した場合は流入管・流出管による移流で容積比0.5が推奨されることが明らかとなった.