環境技術
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研究論文
EGR とEGR 処理水を用いたエマルジョン燃料の燃焼特性
高山 敦好
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2017 年 46 巻 12 号 p. 653-659

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抄録

EGR と水エマルジョン燃料による組み合わせは,IMO3次規制の対策技術として検討されている.船舶用ディーゼルエンジンによって排出される排ガスが,SOx やPM が多く含んでおり,EGR はスクラバ装置が要求される.しかしながら,スクラバを使用することは,スクラバ処理後に生成する廃水の処理をしなければならない.よって,本研究は,EGR とスクラバ処理後のEGR 処理水を混合した水エマルジョン燃料を組み合わせた燃焼システムの開発である.以下に,本研究の結論を示す.NOx 濃度は,EGR 率を増加させると減少する傾向が見られた.しかし,EGR 率20%を超えると,燃料消費率に顕著な悪化が見られた.以上から,EGR 率20%とEGR 処理水エマルジョン燃料を組み合わせることで,燃料消費量が約5.7%,NOx濃度が約70%,PM 濃度が約65%を同時に低減できた.

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© 2017 環境技術学会
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