環境技術
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〔海外文献〕水溶性ポリマーのオゾン処理に関する研究(III)
―ポリアクリルアミドのオゾン分解―
花咲 徹
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1984 年 13 巻 11 号 p. 817-820

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抄録
ポリアクリルアミド (PAA) は凝集剤として広く使用されている.2次処理水に残存するPAAに関する報告書は無いが, PAAが川に流れこんでいると思われる.更にPAAを資化するバクテリアはまだ見つかっていない.ポリマーが多量にあれば, それらを除去し自然界において分解できるように処理しなければならない.
我々はこの問題を解決するためにオゾン分解について研究し, そして先の論文でポリエチレングリコールのオゾン分解とオゾン分解したポリエチレングリコールのバクテリア資化について報告した.
PAAやその他のアミド化合物のオゾン分解に関する報告書はほとんどない.それゆえ, この報告書の目的は水中のPAAのオゾン分解の特性について考察することである.
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