環境技術
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環境水中の微量のオルトリン酸の濃縮法の検討と琵琶湖水への適用
青木 豊明松尾 昌彦
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1999 年 28 巻 3 号 p. 195-198

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抄録
環境水中の微量のオルトリン酸の濃縮法を検討した.環境水をガラスフィルター (type GFF) でろ過する.ろ液をC18カートリッジと2個のQMAカートリッジを繋いだ3連のカートリッジにおよそ23ml/minの流量で流す.2連のQMAを外し, リン酸の溶出液である2%硫酸カリウム溶液8認の入ったシリンジを繋ぎ, 押し出す.この操作を2度行い, 溶出液は合わせ, そして蒸留水で合計が20mlになるよう調節する.そしてリン酸を定量する.以上の方法で, 50倍まで定量的に濃縮することが可能であった.0.01P-ppmのオルトリン酸を用いて, 50倍濃縮した時の回収率は97.1%であり, また定量下限は0.1P-ppbと見積もられた.本法を琵琶湖の湖水に適用し, 興味ある知見を得た.
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