環境技術
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都市固形廃棄物処理における重金属の挙動と処理条件
斉藤 幸雄島田 一成野北 舜介西本 義英
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1980 年 9 巻 5 号 p. 359-365

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抄録
目的: 都市ごみ中のCd, Pb, Cu及びCr等の重金属の揮散に及ぼすガス流速, 滞留時間, 熱分解温度及び酸素分圧等のごみ処理条件の影響について卓上実験装置を用いて実験検討する.
成果: 重金属の揮散に及ぼすごみ処理条件のうちでは酸素分圧と温度の影響の大きいことを明らかにした.同一温度条件下では還元雰囲気下の熱分解, 部分燃焼雰囲気下での熱分解, 燃焼の順に重金属の揮散は低下する.これは揮散し難い重金属酸化物が酸素分圧に比例して生成することによるものと予想された.処理温度は700~800℃の燃焼に比べ熱分解では400~500℃での処理が可能なので, 処理温度を考慮すると低温の部分燃焼熱分解が重金属の揮散量が最も少ない都市ごみ処理方式であるといえる.
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