環境技術
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回転円板法の操作設計法について
―第1回回転円板研究シンポジウム発表データから―
久保田 宏
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1980 年 9 巻 6 号 p. 472-478

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抄録

環境技術研究会主催の第1回回転円板研究シンポジウムで発表されたいくつかの実測データにもとずき, 先に著者らの提案した回転円板装置の操作設計法の妥当性について検討を加えた.著者らの方法では, この操作が数式モデルによりシミュレートされ, 単位円板表面積当りのBOD除去反応の速度が液中BODについて1次反応で近似されるが, この方法は十分な精度をもって, 実用操作の設計に応用できることが示された.実測データの解析結果から得られた1次反応速度定数値は, 生活系および種々の産業系廃水に対して, 比較的近い値を与える.硝化反応の進行する条件においては, 処理水中のアンモニア性窒素濃度は, 処理水中のBOD値によって決まるとし, 硝化率を推算する著者らの主張を裏付ける実測結果も同時に示された.また回転円板の回転所要動力実測値についても検討された.

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