日本放射線影響学会大会講演要旨集
日本放射線影響学会第50回大会
セッションID: AP-206
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DNA損傷と染色体異常
種々のDNA修復タンパク欠損CHOにおける重粒子線、薬剤に対する感受性
*加藤 宝光藤井 義大藤森 亮トンプソン ラウリーベッドフォード ジョエル岡安 隆一
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抄録
重粒子線の作る複雑な特別なDNA損傷とその修復機構について研究するため、様々なDNA修復酵素欠損CHO細胞に対して、X線、重粒子線(炭素線290MeV,LET13or 70keV/μm、鉄線500MeV, LET200keV/μm)を照射、あるいは薬剤(マイトマイシンC, シスプラチンなど)を投与した。 DNA修復酵素欠損細胞として、DNA二本鎖切断修復欠損細胞であり、NHEJ修復欠損であるV3 (DNA-PKcs), xrs5(Ku80)やHR修復の欠けた51.D1(rad51D)、またクロスリンク損傷に感受性であるファンコニ症候群の遺伝子を欠損したKO40などを使用した。 細胞は対数増殖期において放射線を照射、あるいは薬剤は一時間投与された。コロニー形成法を行い、生存曲線をもとめ、それぞれに対して、どのような感受性を持つのかを調べられた。 結果は、学会で報告される。
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© 2007 日本放射線影響学会
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