日本放射線影響学会大会講演要旨集
日本放射線影響学会第52回大会
セッションID: W7
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放射線応答におけるクロマチン高次構造の意義
放射線応答におけるクロマチン高次構造の意義
*鈴木 啓司井倉 毅
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キーワード: クロマチン, ヒストン, RAD51
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抄録
細胞内のゲノムは、核内で特有の三次元的配置を構成していることが知られている。放射線によるDNA二重鎖切断の生成は、核内のクロマチンの三次元的高次構造に影響を及ぼし、これが細胞の放射線応答の契機となる。この構造変化には、ゲノム欠失などによる物理的要因と、ヌクレオソームの構成要素であるヒストン蛋白質の修飾による生物学的要因とがかかわっている。本ワークショップでは、第一線で活躍する研究者に講演をお願いし、DNA損傷修復、DNA損傷応答あるいはゲノム安定性維持におけるクロマチン高次構造変化の果たす役割について最新の情報を共有するとともに、学会員とともに放射線影響発現におけるクロマチン高次構造変化の意義について議論を深める。
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© 2009 日本放射線影響学会
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