日本放射線影響学会大会講演要旨集
日本放射線影響学会第54回大会
セッションID: OF-1-1
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F: 被ばく影響・疫学
福島第一原子力発電所周辺土壌などに含まれる放射性核種分析
*高辻 俊宏木村 真三遠藤 暁静間 清七沢 潔今中 哲二佐藤 斉
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抄録
福島第一原子力発電所周辺土壌等に含まれる放射性核種をゲルマニウム半導体検出器を用いて測定した。Te-129とTe-129m、I-131、Te-132、I-132、Cs-134、Cs-136、Cs-137、Ba-140、La-140、Tc-99m、Nb-95、Ag-110mが検出された。Te-129、Te-129m、Cs-134、Cs-137の放射能の割合は、場所によらず、ほぼ同様であったが、I-131は場所により少し異なり、Nb-95、Ag-110mはそれぞれ場所により大きく異なっていた。コケや松葉の放射能濃度は近くの土壌より高く、近くの土壌の濃度と強い相関があり、ほとんど同じ放射性核種の比率を持っていた。
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© 2011 日本放射線影響学会
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