日本ロボット学会誌
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哺乳動物およびかめの歩容
R. McNeill Alexander
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1993 年 11 巻 3 号 p. 314-319

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抄録

動物はその大きさや移動に使用する脚数にかかわらず, ほぼ同一のフルード数v2/gL (v: 歩行速度, L: 脚長) で歩容を変化させる.本解説ではこの歩容の変化をエネルギ消費の観点から説明している.まず人間の歩行から走行への歩容変化について考え, 筋肉のバネ特性を考慮したモデルを用いて解析し, 足底圧の変化については実験データとの対比を行っている.歩行においては, 運動エネルギと位置エネルギの交換により消費エネルギが節約され, また走行においては, 運動エネルギとバネに蓄えられるエネルギの交換により消費エネルギが節約されていることを強調している.かめを含む4足歩行動物についても同様の解析を行い, ウォーク, トロット, ギャロップについて論じている.

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© 社団法人 日本ロボット学会
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