Journal of Surface Analysis
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研究論文
べき乗則で解釈されるスペクトルの閾値及びべき乗数の自動解析方法
柳生 進二郎 吉武 道子長田 貴弘
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2023 年 30 巻 2 号 p. 98-112

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抄録
べき乗則に従うスペクトルのべき乗数と閾値(べき乗増加の開始位置)の自動推定方法(1/n-Power Plot法およびShift-Log-Log Plot法)を提案する.1/n-Power Plot法ではべき乗数の事前情報がある場合に利用し,べき乗数の逆数をスペクトルに適用することで増加領域を直線化し閾値を求める.Shift-Log-Log Plot法は事前情報がない場合に利用し,閾値を考慮した両対数プロットにより,べき乗数を推定する.これらの方法を用いて光電子収量スペクトルと電圧‐電流スペクトルから,閾値とべき乗数の自動推定を行った.
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© 2023 一般社団法人 表面分析研究会
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