ビジネス実務論集
Online ISSN : 2436-4142
Print ISSN : 1881-1221
論文
課題解決型学習の成果とその要因-連携先と学生との交流、および学生同士の交流に注目して-
見舘 好隆
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2021 年 39 巻 p. 33-40

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抄録

5年間続けて取り組んだ課題解決型学習(Project-Based Learning、以下、PBL)の授業について、連携企業団体のメリットを向上させる要因を分析することで、連携先が意欲的に持続性を持って協力できるPBLの在り方の提示を目的とする。仮説は①連携先と学生とのコミュニケーションの頻度が高いほど、最終評価は高くなる、②学生同士のコミュニケーションの頻度が高いほど、最終評価は高くなる、とした。結果、「メール数」「練習時間」が評価「修正改善」に、「ミーティング時間」が評価「創造性」にプラスの影響を与えていた。

なお、本研究は見舘(2017)の日本ビジネス実務学会全国大会(神戸)で発表した研究(2015・2016年度のデータを用いた分析)に、2017~2019年度のデータを追加し分析を行ったものである。

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© 2021 日本ビジネス実務学会
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