2005 年 2005 巻 SWO-011 号 p. 08-
グラフモデルでデータ構造を表現するRDFを用いると、異なるスキーマのデータ群をマージして、複雑なリソース間の関係を1つのデータセットとして扱うことができる。本研究では、複数のデータをマージして構成したRDFデータセットから頻出部分グラフパターンを抽出し、RDFデータを対象としたグラフ検索のためのクエリを自動生成する手法を提案する。この手法を異なるスキーマの4種類のオフィスデータに適用した。この結果、スキーマを横断した関係構造を示す頻出部分グラフパターンを抽出でき、それに基づいて類似する人や比較対象となる技術を検索できることを確認した。