2008 年 2008 巻 SWO-018 号 p. 03-
URLは現在のウェブにおいて使用されるURIとして重要な役割を担っているが,URLが示す「どこ」は常に同じコンテンツを指すわけではない.このことはURLのようなURIを識別子として扱うメタデータとその応用技術の機能にも不完全さをもたらす.そこでURIに「いつ」「だれが」「どのように」アクセスしたかというコンテキストを付随させ,URIとコンテンツをハッシュ関数によって一対一対応に結びつけて記録し,その情報をデータベースとして提供することで,リソースの確かな同定および異なった場合の処理の支援を行うことを提案する.