2011 年 2011 巻 SWO-026 号 p. 05-
筆者らはすでにW3Cの指針に従って英語WordNetのRDF化を行っているが,日本語WordNetの出現によってRDF資源として新たに既存日本語辞書とどのように連携するかが課題となっている.また,LODの動きが活発化するにつれて,Web資源や非Web資源をどのようにRDF化したらよいのかについても,各所で試行錯誤が行われ,その結果RDF統語論とRDF意味論に加えて新たにRDF語用論とでもいうべき課題が見えてきた.本報では,英語WordNetのRDF化の経験を踏まえて,日本語WordNetの構築と辞書のRDF化についてLODの視点から議論する.