2012 年 2012 巻 SAI-015 号 p. 04-
様々な環境で動作するエージェントを評価するためには,問題となる環境とエージェントの振舞いの間にある関係を明らかにする必要がある.これまでに我々は,地図上の道路ネットワークの構造と建物配置に注目し,問題となる環境(地図)を定量化する方法を提案し,この手法を用いて異なる環境で振舞うエージェントの行動を評価する可能性について検討した.本研究では,これまでの研究成果をもとに,地図上の道路ネットワークの構造と建物配置の情報をより表現できる手法を提案するために地図を画像として捉え,構造的な特徴を抽出する方法を考察する.考察にあたり様々な地図及びエージェントを用いて,その関係性を分析した結果は,従来よりもはっきりと地図とエージェントの振る舞いの間における関係性を示した.