どうすれば、"みんな"で考えられるようになるのか ー職場の生理用品設備の共創的解決に向けた検討ー

抄録

生理用品ディスペンサーというツールを通して、相互が入れ替わり不可能な立場関係にある当事者と非当事者のコミュニケーションがどうあるべきかを、複数の方法で検証した。使用者が当事者だけに限られる設備であっても、社会システムを変えなければ設置できないケースは多く、非当事者をどう巻き込むかが課題となる。当事者同士、また当事者と非当事者間のコミュニケーションについて、どのような関わり代、また枠組みがあり得るのかを研究した。