2024 年 2024 巻 AGI-027 号 p. 221-232
プログラム合成はAGI実現に向けた有望なアプローチの1つである。プログラム合成の性能は合成対象言語の言語仕様に左右される。我々はこれまで主に合成対象言語 Pro5Lang の制御構造について設計してきたが、データ構造の表現方法に関する考察は不十分であった。本研究では、ヒトの脳にヒントを得て、高い表現力とプログラム合成のしやすさを兼ね備えた知識表現形式の設計を試みた。提案する知識表現形式を用いて背理法と場合分けを用いた推論を行うテストプログラムを記述し、言語の表現力について確認した。