2025 年 2025 巻 BI-026 号 p. 02-
本研究の目的は,大学生を対象に第50回衆議院選挙(2024年10月27日実施)における投票行動と政治への意識・関心との関連性について検討することである.本研究では, 投票の有無とその理由,政治に対する関心の2項目について,Webアンケートを用いた質問紙法による調査を実施した.対象は, 大学生108名(有効回答件数:62件)である.得られたデータについて相関分析及び共分散構造分析を実施した.その結果として,大学生の政治に対する関心や,社会課題の解決への参画意欲などは高く,政治的自己効力感や社会に対する不満足感などの社会・政治への意識が投票行動へ影響を与えること明らかになった.