2025 年 2025 巻 CSS-001 号 p. 34-40
観光地におけるモビリティ導入計画には,観光客の回遊行動を事前に予測することが重要である.しかし,従来の統計的手法では,天候や同行者などの多様な文脈情報のモデル化が困難であった.本研究では,大規模言語モデル(LLM)を用いた観光客の次訪問地予測手法を提案する.提案手法ではGPS軌跡とQRスタンプラリーデータから訪問系列を生成し,ペルソナ情報や環境条件と共に構造化テキストとして表現し,Llama-3.1-8Bをファインチューニングする.和歌山城公園で収集された566人の観光客データを用いた評価において,次訪問地予測でAcc@1で49.1\%を達成し,従来手法を大幅に上回った.