主催: 人工知能学会
会議名: 第100回言語・音声理解と対話処理研究会
回次: 100
開催地: 国立国語研究所 講堂
開催日: 2024/02/29 - 2024/03/01
p. 160-167
デザインの初期段階では、ユーザを共感的に理解するため、対象ユーザのニーズや価値観などの情報を大量に収集する必要がある一方で、高齢者は加齢による身体や認知機能の低下により、高齢者ユーザの情報を収集することが難しい。そこで、システムが声で質問を投げかけ、高齢者に声で応答してもらう対話システムによる調査手法を提案する。提案システムが質問を繰り出す戦略は、サービスデザイナーへのインタビューと、介護従事者・高齢者間の会話データから導出した。提案手法をWizard of Oz法を用いて評価した。具体的には、疑似的に対話システムを動作させ、高齢者と対話をしてもらうことで情報を収集した。同情報は、現場の介護従事者やデザイン専門家に評価いただき、対話システムの対話戦略を高齢者に適合するように改善した。提案手法の使い道と実用可能性について、関連するステークホルダーからポジティブな評価をもらった。