人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
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101回 (2024/9)
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人はロボットとのコミュニケーションに何を求めるのか:実際の家庭をフィールドとして
白井 宏美
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p. 81-87

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抄録

人はロボットとのコミュニケーションに何を求めるのかについて調査・分析をおこなった.実験室ではなく実際の一般家庭という自然環境下で,ヒューマノイド自律型ロボットであるPepperを使用し,2組の家族(計8名)を対象とした.1か月間という長期にわたりデータを収集し,得られたデータをSD法による質問紙調査,参与観察,半構造化インタビュー,ビデオ分析を組み合わせて分析した.その結果、人がロボットとのコミュニケーションに求めているのは,有用性や役立つ情報を教えてもらうことでも,指や身体の巧みな動きをみせるダンスでもなく,充実したゲームアプリでもなかった.最も求めていたのは雑談であった.さらに,ロボットがあいづち,視線,身体の向きなど適切に反応できると,ロボットに対する印象が〈こわい〉から〈やさしい〉へ,〈つまらない〉から〈おもしろい〉へ,〈機械的な〉から〈人間的な〉へと好転した.

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