人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
Online ISSN : 2436-4576
Print ISSN : 0918-5682
102回 (2024/11)
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DialOps:大規模な対話システムの継続的開発・運用管理の枠組みの検討と実践
吉川 禎洋佐伯 真於高津 弘明倉田 楓真松山 洋一
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会議録・要旨集 認証あり

p. 235-240

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抄録

対話型AIシステムが複雑化し、大規模に展開される中で、その開発および運用を効率的に管理する枠組みが求められている。本論文では、DevOpsおよびMLOpsの原則を基盤とし、大規模な対話システムの継続的な開発・運用管理を支援する「DialOps」を提案する。対話システムに特有の課題として、多モジュールの統合、リアルタイム性、モデルの継続的学習、動的なシナリオ管理等が存在する。DialOpsは、自動化された統合パイプライン、リアルタイムのシステムモニタリング、ユーザーフィードバックに基づくモデルの継続的な再学習を通じてこれらの課題に対応する。言語学習ドメインを事例として取り上げ、対話体験の向上の取り組みを紹介し、今後の課題について議論する。

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