主催: 人工知能学会
会議名: 第103回言語・音声理解と対話処理研究会
回次: 103
開催地: 早稲田大学 40号館 グリーン・コンピューティング・システム研究開発センター
開催日: 2025/03/20 - 2025/03/22
p. 121-126
令和の日本型学校教育の構築に向けて,「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実した主体的・対話的で深い学びの実現が望まれている.対話型授業における主体的・対話的で深い学びの要件は,教育実践研究としての理解が深められてきた.本研究は,実証研究の観点から,対話型授業における話し合い活動の設計の改善につながる知見を得ることを試みる.本研究では,対話型授業における児童・生徒の発話量などの発話特徴を,対面の話し合い見える化サービスを用いて収集する.また,Big-five特性やレジリエンス要因などのパーソナリティ特性を調査することで,対話型授業を実践する教師の班編成の傾向や,児童・生徒の実際の発話特徴とパーソナリティ特性の関係性を評価する.本稿では,小学校2クラス,中学校1クラスに対する予備的実験による結果を報告する.