人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
Online ISSN : 2436-4576
Print ISSN : 0918-5682
93回 (2021/11)
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対話のことばの「人に優しい」構造の考察
市川 熹
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p. 74-79

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抄録

対話は精神的負担が軽い(人に優しい)ことが望ましい。日常用いている音声対話では、「実時間」で話すと同時に消える(揮発性)にもかかわらず楽に(精神的負担が軽い=省エネ)円滑に対話を行っている。製品開発に用いられるシステム的アプローチを参考に「日常対話のことば」の実時間性構造の検討をおこなった。製品開発では、製品に求められる「外部仕様」とその仕様の実現手段が備えるべき「内部仕様」に分け、実現手段の各部分を製品全体の中に位置づけ、仕様を満たすように構成する。本報告では、人に優しい特徴(揮発性、省エネ性、実時間性)を前者、「対話のことば」のインフラを構成する「言語情報レベル」と「生体機能レベル」の各要素及びそれらの要素間の関係(相補機能など)が備えるべき機能・特性を後者とみなし各要素を検討した。なお、「語用論レベル」はアプリと見做し対象としていない。仕様を満たす可能性の高い構成を報告する。

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