人工知能学会研究会資料 言語・音声理解と対話処理研究会
Online ISSN : 2436-4576
Print ISSN : 0918-5682
97回 (2023/2)
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笑い/非笑い条件下で生成される仮想世界のリアクションがゲームプレイヤーに与える効果の検証
福田 樹人有本 泰子
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p. 92-97

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抄録

本研究は,不意に笑ったゲームプレイヤーに仮想世界を自動的に反応させることで,現実世界と仮想世界の無意識なインタラクションを実現することを目指している。本報告では,プレイヤーの笑い声に対して呈示したゲームイベントが与える心的影響を心拍,発汗,大頬骨筋,皺眉筋から検証し,笑い声に応答するゲームイベントがプレイヤーを仮想世界に惹きつけるのか明らかにする。実験条件は,プレイヤーが笑ったときにゲームイベントを呈示する笑い条件と、笑っていない場面でゲームイベントを呈示する非笑い条件の2つである。2つの条件を分散分析で比較した結果,笑い条件では心拍数が減少し,発汗が増大,大頬骨筋が非活性化する一方で,非笑い条件では心拍数が減少し,大頬骨筋と皺眉筋が活発化することがわかった。笑い声に応じたゲームイベントの呈示が,単にゲームイベントを呈示した時とは異なる感情を誘発することが明らかになった。

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© 2023 人工知能学会
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