開発したディスク式中耕培土機を供試し,3箇所の大豆栽培ほ場において後列ディスクの形状に関する試験を行った。その結果,(1)後列ディスクを花形ディスクとすることにより,ディスクに付着した土をスクレーパで除去する時に生ずる大土塊の発生を抑制でき,丸形ディスクに比べ湿潤土壌時の砕土性能が向上すること,(2)後列に取付けた花形ディスクの凸面を作用面とすることにより,凹面を作用面とする場合に比べ砕土性能が向上し,作業後の大豆の埋没や倒伏も減少できたが,湿潤土壌時に土を圧縮する傾向があることが明らかになった。