抄録
スプリンクラノズルから散布された一次液滴は, 葉面と衝突して, 葉面上の展開・二次液滴の発生・葉面への展着になる。スプリンクラ防除における防除効果の改善は, 葉裏など薬液の付着しにくい部分に, 効率よく二次液滴を付着させることで達成される。これまでの研究では, 主として, 静的な展着状態が考えられ, 二次液滴については余り考慮されなかったが, スプリンクラ防除では二次液滴の効率的な発生とそれらの付着が重要な課題となる。
この研究では, 一次液滴の運動エネルギと葉面上の液膜流展開・エネルギ配分・二次液滴の発生機構などを調べ, さらに一次液滴の表面張力と飛しょう速度や飛しょう中の変形および静的な展着状態との関係を調べた。