コンクリート路盤をも含め, 整地転圧されたほ場での実験に供せられることに目標をおいたすべり率測定装置の開発を試みた。対地速度はばね懸架された予荷重の可変な第5輪のパルスジュネレータで, またすべり率演算の基準値はPTO軸に取付けたパルスジェネレータでそれぞれ検出され, 一度データレコーダに収録された後F/V変換されアナログ演算回路上でこれら2者がすべり率として処理される方式を採用している。
従来目測による簡便法で測定されたすべり率値とけん引力値2者で描かれているすべり率-けん引力関係曲線はローパスフィルターのしゃ断周波数にして0.1~0.2Hz相当の平均化操作を行なっているものとみなされる。