農業機械学会誌
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空気噴出式土層破砕機の開発と利用 (第1報)
使用条件およびチゼルの形状の違いによる作業特性
重田 一人中 精一岡崎 紘一郎山川 秀人
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1988 年 50 巻 5 号 p. 7-15

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抄録
チゼル先端部に設けたノズルから圧縮空気を噴出して土層を破砕することによって土壌の物理性の向上を図り, 同時に牽引抵抗を軽減する土層破砕機を開発した。形状の異なる7種類のチゼルを供試した結果, ノズル前方と後方の最大断面積の比2.0, 有効長30cmのものが牽引抵抗軽減効果が高く, 無噴出時と比べて空気噴出により牽引抵抗は最大25%減少, 処理後の土壌貫入抵抗は空気噴出地点の側方30cm, 深さ20~40cmにおいて無噴出時の47%低下した。
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