岐阜大学農学部
1993 年 55 巻 3 号 p. 51-57
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穀粒の呼吸量を簡便に測定する方法を検討した。通常, 呼吸量の測定は, 二酸化炭素を吸着して行われるため, 計測装置は複雑なものになる。本研究では, ガルバニ電池式の酸素濃度計を利用して, 穀粒の呼吸による酸素濃度の減少をとらえ, 呼吸速度に変換する。したがって, 計測系はきわめて単純となり, 短時間での測定が可能となる。本報では, 得られた呼吸過程から呼吸速度を算出する手順について述べ, 数種の穀粒についての呼吸特性をとらえる。次報では, 穀粒品質の指標として呼吸量の適用を考察する。
農業食料工学会誌
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