農業機械学会誌
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コンバイン刈刃駆動部の力学モデルとその検証
井上 英二丸谷 一郎光岡 宗司平井 康丸松井 正実森 健高瀬 敬史福島 崇志
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2004 年 66 巻 2 号 p. 61-67

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抄録

コンバイン刈取部の主な振動源である刈刃駆動系にはクランク機構を採用しているものが主流である。刈取部の振動低減には構造が簡易で安価なバランスウェイトが用いられる場合が多いが, その最適な設計パラメータの算定法の確立までには至っていないのが現状である。本研究では刈取部動力伝達機構を力学モデルとして新たに提案し, 実機試験を通じてモデルとの相違を検証することにより刈取部振動低減に関する設計指針を提案することを目的としている。検証実験の結果, 提案したモデルとは異なる衝突振動 (非線形振動) が生じている事が示唆されたことから, 往復動刃による不平衡力のカオス時系列解析を行った。

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