農業機械学会誌
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コンバイン用インパクト式穀粒流量センサ
飯田 訓久姚 勇野波 和好木村 敦下保 敏和梅田 幹雄
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2004 年 66 巻 6 号 p. 145-151

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抄録

コンバインに取り付けて収量を計測するため, 穀粒流量センサの開発を行った。開発した流量センサは, 穀粒がセンサに衝突したときの力を検出して流量を推定するインパクト式である。本報では, 4条刈自脱コンバインを供して, 揚穀オーガからグレーンタンクに排出される穀粒流量を計測した。室内実験によって, 穀粒流量0.1~1.6kg/sの範囲でセンサを較正した。この結果, センサ出力と穀粒流量の問の決定係数は, 小麦で0.995, モミで0.993であった。次に, 収穫作業により収量を推定する実験を行ったところ, センサで推定した質量とロードセルで計量した質量の間には高い相関があり, 決定係数は小麦で0.945, モミで0.986であった。

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