農業機械学会誌
Online ISSN : 1884-6025
Print ISSN : 0285-2543
ISSN-L : 0285-2543
事業型生ごみ発生現場におけるコンポスト化前処理装置の意義と効果
姜 虎笹尾 彰澁澤 栄八木 茂岡山 毅野田 玲治
著者情報
ジャーナル フリー

2005 年 67 巻 4 号 p. 81-89

詳細
抄録

本研究は都市型有機性廃棄物の内, 排出量が集中している事業型生ごみを対象として, 生ごみ排出現場での前処理装置に着目し, 都市域における有機性廃棄物循環システム構想を提案するとともに, ひとっの事業場における生ごみの発生と処理実態を調査し, 事業シュレッダー紙を副資材とした前処理物を検討した。本研究を通じて, 事業型生ごみ収集は事業者自身の管理によって異物分離が徹底的に実施できること, 前処理装置によって生ごみ発生直後に効率的な処理が実施出来ることで腐敗と悪臭の防止が可能であることが明らかになった。事業型生ごみは前処理装置によって破砕混合と水分調整され, 均質なコンポスト化資材になったことが示された。

著者関連情報
© 農業機械学会
前の記事 次の記事
feedback
Top