人工臓器
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血漿アミノ酸, ビタミンB1,B2,CおよびCephaloridineの透析
伊藤 健丹羽 豊郎松井 永二普天間 新生
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キーワード: 血液透析
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1972 年 1 巻 3 号 p. 224-227

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抄録

現在のdialyzerは透析膜の小孔を通過しうる分子量のものであればすべて透析する. 血漿遊離アミノ酸のdialysanceは血流量が増大するにしたがって増加するが, クレアチニンのそれよりはやや低値であり, V. B2のdialysanceは血流量200ml/min以下ではクレアチニンの1/2程度であった. V. Cは比較的透析されやすく, dialysanceはクレアチニンよりわずかに低いのみであったが, V, B1はほとんど透析されなかった. cehaloridineも透析されやすく, クレアチニンとほぼ同等のdialysanceであった.

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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