人工臓器
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人工腎臓の性能評価
竹沢 真吾新井 信之堀田 朗酒井 清孝安藤 和弘本間 崇山下 明泰日台 英雄
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1984 年 13 巻 2 号 p. 660-663

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抄録

第20回人工臓器学会にて提出されたダイアライザー性能評価基準に従い, 各社ダイアライザーの性能を評価した。また, この結果がin vivoへ適用可能かどうかを知るため, in vivoにて同様の性能評価を行い, 比較検討した。その結果, 生食溶液と牛血液溶液とにおける尿素・クレアチニンのクリアランスCLは, どのホローファイバー型ダイアライザーでも一致した。すなわち, 水溶液にてCLを実測すれば牛血液にて測定する必要はない。つぎに, この水溶液での結果がin vivoと一致するかどうかを見るため, in vivoでの結果と比較した。in vivoのCLはin vitroほど大きくないが,in vitroからin vivoでのCLを予想することが十分可能であり, in vitroでの性能評価は大変意義深いものと思われた。また, 限外炉過率UFRについても, in vitroとin vivoで高い正の相関がみられ, CLと同様in vitroの値がin vivoにて大変参考になることが判明した。

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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