抄録
セルロース(Cuprophane), PAN, PMMA, EVALの4種の素材から成る, 透析, 濾過膜について, 凝固・線溶因子に対する影響を検討したo雑種成犬を用いた90分間の体外循環を行ない, A-PTT, 第XII因子, フィブリノゲン, プラスミノゲン, α2プラスミンインヒビター等の変動をみた。
結果。1. A-PTTは不変ないしわずかの延長がみられた。各因子は, おおむね10~30%の軽度減少がみられた。2. 4種を比較した場合, セルロース膜のものでは, 各因子の減少が, 合成膜のものに比べて, 軽度であった。