人工臓器
Online ISSN : 1883-6097
Print ISSN : 0300-0818
ISSN-L : 0300-0818
血漿分離膜の新規孔径評価法による膜構造と血漿分離性能との関係
末岡 明伯P. S. MALCHESKYY. NOSE
著者情報
ジャーナル フリー

1984 年 13 巻 2 号 p. 903-906

詳細
抄録
血漿分離膜等ミクロポーラス構造膜の孔構造は, 血漿の分離性能と密接に関係し重要であるが, 現在適切な一般化された方法はない。本研究では均一粒子径微粒子を用いた濾過法によるその評価法を検討し, 膜の孔構造と血漿分離性能との関係を議論した。4種のミクロポーラス構造を有する血漿分離膜について, 各種粒子径微粒子の阻子率(Re)を測定しRe曲線を得た。これらRe曲線を対数―正規分布関数を用い解析し, 対数―確率座標にプロットしたところ良い直線性が得られた。これらの関係式から4種の膜について, 平均孔径94~866, 標準偏差値1.51~2.13を得た。これら膜は透析膜に比べ10倍以上の平均孔径を有している。また, 本研究で得られた各膜の平均孔径と臨床およびin vitro試験で得られた高分子溶質の濾過率との間には, 良い相関が得られた。
著者関連情報
© 一般社団法人 日本人工臓器学会
前の記事 次の記事
feedback
Top