人工臓器
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膜分離による血漿採取法の研究
市川 公夫市川 久志井上 昇山崎 善弥飯塚 一郎金井 福栄平石 守和田 達雄高浜 龍彦藤森 善蔵浅野 献一
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1984 年 13 巻 2 号 p. 907-909

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抄録
血漿の需要の増大に伴い, 簡便かつ安全な血漿採取法の開発が望まれている。
雑種成犬の末梢静脈にカニュレーションを行い, 正逆反転可能な血液ポンプにて血液を血漿分離器(plasmaflo AP-03H)に導き, 血漿分離を行った。分離血漿は血漿貯溜バックに, 分離後血液は血液貯溜バックに夫々送られる。血液貯溜が200~250mlになった時, 血液ポンプを反転させ返血する。この時, 分離血漿量と同量の補充液を注入した。これが1クールとして繰り返される。また少量の血液採取で, できるだけ多ぐの血漿を採取するため, 血液貯溜バックと血漿分離器の間に再循環が行なわれるように設計されている。
本方式施行中, 循環動態は安定しており, 必然的にもたらされる低蛋白症を除けば, 実験犬の血液学的, 血液生化学的パラメータにも問題とすべき変動を認めず, 安全かつ簡便に本方式は操作された。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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