人工臓器
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人工弁置換術における人工弁輪分度リングの試作とその使用経験
真弓 久則松崎 浩史川内 義人木下 和彦富永 隆治徳永 皓一
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1991 年 20 巻 3 号 p. 932-934

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抄録

我々は人工弁置換術において、患者側弁輪にかけられたマットレス縫合の糸の数に応じて人工弁縫着輪を分度できる分度リングを発案し、これを臨床応用した。ドーナツ状の分度リングはステンレス製で内径35mmであり、あらかじめ10-20等分した11個を用意した。弁輪部にマットレス縫合の糸をかけ終った時点で糸の数に相当する分度リングを選び、人工弁をその中心部に入れた後、組織ペンにて縫着輪に分度線を写しとった。次に、ホルダーに留めておいたマットレス縫合の糸を片端から順に人工弁縫着輪に縫着した。現在までに25例, 31個の弁置換術に使用し、良好の結果を得た。

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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