人工臓器
Online ISSN : 1883-6097
Print ISSN : 0300-0818
ISSN-L : 0300-0818
新しい膜型人工肺MENOXの臨床的検討
道井 洋吏笹子 佳門西垣 恭一山本 文雄鬼頭 義次川島 康生巽 英介赤城 治彦中谷 武嗣高野 久輝
著者情報
ジャーナル フリー

1992 年 21 巻 2 号 p. 789-791

詳細
抄録
新しい膜型. 肺MENOXのプロトタイプKLM肺を臨床使用し, そのガス交換能を中心とした性能を検討した。最大血液灌流璽7.7l/minのKLM-L(膜面積1.6m2), 同4. 0l/minのKLM-M(膜面積0.8m2)とも同規模の膜型肺の中では最低充填量であり, 単位膜面積当りの最大血液灌流量は最大であった。成人開心術症例9例に使用し, 体表面積1.27~1. 57m2の患者にはKLM-Mを, 1.58~1.87m2の患者にはKLM-Lを使用し, 灌流量はそれぞれ2.0~3.95l/min, 3.13~4.3l/minであった。PO2, PCO2はそれぞれ440~730mmHg, 35~43mmHgに保たれた。圧損もきわめて少なく, serum leakage等, 体外循環中問題となるようなことは起こらなかった。KLM-Mでは体表面積1.6m2, 灌流量'4.0l/min度までは余裕をもって使用できると. 考えられた。
著者関連情報
© 一般社団法人 日本人工臓器学会
前の記事 次の記事
feedback
Top