人工臓器
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肝不全ラットを用いた体外循環によるPUF/肝細胞スフェロイド充填層型人工肝臓の性能評価
―最適装置条件の検討―
和田 茂久井嶋 博之松下 琢船津 和守
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1996 年 25 巻 3 号 p. 678-682

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抄録
In vitroの培養実験により、細胞の固定化保持率を低下させることなく、細胞の機能を向上させる多細管型PUF充填層内線速度は、65.1cm/min付近が最適であった。
この人工肝臓装置内流量の最適化及び装置のスケールアップを行って、機能を向上させることで、肝不全ラットを用いたex vivoの実験においても、人工肝臓装置側循環ライン内のアンモニア濃度の低下や総ビリルビン値増加の抑制が認められた。
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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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