大阪産業大学アメリカンフットボール部
香川大学大学院医学系研究科
くさかクリニック
大阪産業大学人間環境学部
(医)貴島会ダイナミックスポーツ医学研究所 (医)貴島病院本院
神戸大学院人間発達環境研究科
京都学園大学健康医療学部
2017 年 3 巻 1 号 p. 67-70
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アメリカンフットボール競技の現場で重症度判定が適切でなかった熱中症の症例を経験した.主訴は全身性筋痙攣であり,当初は意識清明であるとの評価から軽症な熱中症を疑ったが,採血結果から重症熱中症(III度熱中症/熱射病)と診断された.スポーツ現場で利用可能な重症度判定指標は限られるため,暑熱環境下での体調不良は重症熱中症の可能性を疑い,可及的早期に病院を受診することが望ましい.
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